憧れの仕事に就いた直後に辞めたいと思ったけど頑張って良かった

私は若い頃、「旅行会社で働きたい」という憧れを持っていました。なぜなら当初、旅行会社で働いている人達のドラマを見てキラキラしている印象がありましたし、国内だけでなく海外の様々なスポットに旅行する人達を手助けすることが出来る仕事には夢があってワクワクする感じがしたからです。

そこで私はその憧れの仕事に就くために旅行・観光関連の事を学ぶことが出来る、ある専門学校へ通うことにしました。そこで旅行関連の国家資格の勉強をしたり、様々な事を学んで、自分の夢を実現させるために一生懸命に頑張りました。

ですが思ったように就職活動は上手く行かず、周りの友達達の就職先が決まって行く中、私は大手の旅行会社に応募し続けましたがぜんぜんダメでした。

そして卒業が迫って焦りを感じていた時、ようやく、小さな旅行会社から内定をもらうことが出来たので嬉しかったですし、その会社に貢献できるように頑張るぞと意気込んで働き始めました。

ですがその会社の直属の上司がとても厳しい人で、特に同性の女性だったこともあって、指導してくれているというよりもイジメられている気になりましたし、その他の同僚たちも冷たい印象で愚痴る事も出来ずに、働き始めてから数日後には仕事辞めたいという気持ちが出てきました。

そこで転職も視野に入れて、「今の仕事、辞めるべき?続けるべき?」で悩んでいる人に是非持ってほしい「3つの判断軸」を参考に自分になりに自己診断をしてみました。

ですがずっと憧れていた旅行会社で働くためにそれまで色んな努力をして来た私でしたので、直ぐに辞める事はプライドが許しませんでした。そして仕事に慣れるために必死で頑張り続けました。

すると直属の上司が私を少しずつ可愛がってくれるようになって、仕事を終えた後、美味しいご飯を食べに色んな所に連れて行ってくれるようになりました。

そしてご飯を食べながら、プライベートな話をシェア出来るようになって、最初は怖くて近寄りがたいイメージだった上司と少しずつ打ち解けていくことが出来ました。そして最初はイジメられていると感じていた私への注意を私のためを思ってあえて厳しく言ってくれているんだと思えるようになって、私は仕事もより頑張れるようになって行きました。

お陰で様々な経験を積むことが出来ました。その後、プライベートで様々な事が起こったため、その仕事を辞める事になったのですが、その後もこの小さな旅行会社での経験を活かすことが出来ましたので、働き始めて直ぐに辞めたいと思った時に辞めずに頑張って見て本当に良かったなと思っています。